扶桑町議会 > 2021-03-08 >
令和 3年第2回定例会(第2日 3月 8日)

  • "通学路交通安全推進会議"(/)
ツイート シェア
  1. 扶桑町議会 2021-03-08
    令和 3年第2回定例会(第2日 3月 8日)


    取得元: 扶桑町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-06
    令和 3年第2回定例会(第2日 3月 8日)   令和3年3月8日(月曜日)午前9時30分開議 第1 一般質問         ―――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した案件  議事日程のとおり         ―――――――――――――――――――――――― 出席議員(16名)        1  番     伊  藤     猛  君        2  番     間  宮  幹  男  君        3  番     荒  木  孝  三  君        4  番     近  藤     裕  君        5  番     兼  松  伸  行  君        6  番     澤  田  憲  宏  君        7  番     千  田  勝  文  君        8  番     丹  羽  友  樹  君        9  番     大 河 原  光  雄  君       10  番     和  田  佳  活  君       11  番     矢  嶋  惠  美  君       12  番     佐  藤  智 恵 子  君
          13  番     小  室  輝  義  君       14  番     髙  木  義  道  君       15  番     千  田  利  明  君       16  番     杉  浦  敏  男  君         ―――――――――――――――――――――――― 欠席議員(なし)         ―――――――――――――――――――――――― 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名      町     長     鯖  瀬     武  君      教  育  長     澤  木  貴 美 子  君      総 務 部 長     紀  平  剛  志  君      健康福祉部長      髙  木     明  君      健康福祉部参事兼多機能児童館等準備室長                  糸 井 川     浩  君      産業建設部長      澤  木  俊  彦  君      会計管理者       尾  関     実  君      教育次長学校教育課長 志 津 野     郁  君      政策調整課長      長 谷 川  明  夫  君      総 務 課 長     兼  松  和  彦  君      住 民 課 長     小  山  勝  己  君      介護健康課長      渡  邊  隆  吉  君      福祉児童課長      小  室  和  広  君      保  育  長     登  坂  峰  代  君      産業環境課長      村  田  武  司  君      土 木 課 長     鈴  木  弘  孝  君      生涯学習課長      仙  田  剛  宏  君      文化会館長       小  川     健  君      監査事務局長      髙  木  佳 穂 里  君         ―――――――――――――――――――――――― 本会議に職務のため出席した者の職氏名      議会事務局長      江  口  英  樹  君      議会事務局主幹     奥  村     洋  君         ――――――――――――――――――――――――              午前9時29分 開議 ○議長(杉浦敏男君) おはようございます。  ただいまの出席議員は16人であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、一般質問のみであります。よって、日程表を省略させていただきましたので、よろしくお願いいたします。         ―――――――――――――――――――――――― ◎日程第1 一般質問 ○議長(杉浦敏男君) これより日程第1、一般質問を行います。  最初の質問者、大河原光雄さんに質問を許します。大河原さん。    〔9番 大河原光雄君発言席へ〕 ○9番(大河原光雄君) おはようございます。  議長には、質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。  まず最初に、今回の一般質問においては、職員の方々にコロナワクチン接種という事業に注力していただきたく、桑政クラブの総意として質問者を2名とさせていただきました。  今回のワクチン接種は国の指示の下、都道府県の協力により各市町村において予防接種を実施するという、本町にとっても前例のない大事業となるものでございます。職員の方々には、この大事業に町民のため奮闘していただくことをお願いするとともに、御賛同いただいた会派各位には感謝を申し上げます。  それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。  最初に、令和3年度の予算編成について、町長にお伺いします。  町長におかれましては、施政方針や各議会の答弁で、今後の財政運営では新型コロナウイルス感染症の影響による税収の落ち込みから自治体運営の転換と社会情勢や住民のニーズに合った事業の取捨選択を実行し、計画的で効率的な財政運営を基本に意識改革をもって進めるということで、令和3年度は忍耐の年と言われております。  昨年の12月議会でも新型コロナウイルス感染症の影響で、前年度当初予算に対し町民税全体で大幅な減収予測をされておられましたが、見込みとはいえ、提示されたこの数字をどのように捉えられておられますでしょうか。  また、予算編成の指示と提示に当たり、特に意を用いたこと、心を配られたことはどのようなことなのか、今後生活や財政でどのような展望を持っておられるのか、町長の所見をお伺いします。 ○議長(杉浦敏男君) 鯖瀬町長。 ○町長(鯖瀬 武君) おはようございます。  まず、ワクチン接種事業につきましては、議員の皆様方にも格別の御協力、また御配慮賜りまして、この場を借りまして厚くお礼申し上げます。  昨年5月に町長に就任をして以来、初の当初予算編成ということになりましたけれども、この令和3年度予算におきましては、議員もおっしゃいましたけど、新型コロナウイルスの影響によりまして町民税の減収は避けられない状況でございます。  特に町民税におきましては、個人の方の所得の減少、法人におきましても企業収益の悪化ということが避けられませんので、数字としましては対前年度比15.6%の減収ということで見込んで予算を編成したところでございます。  厳しい状況でございますけれども、こうした影響につきましては、今後の感染状況によりますけれども、コロナの拡大前の水準に戻るには、まだしばらく続くものと言われておりますので、中長期のそういった観点をしっかり持って、今後の動向にも注視をしていかなければならないというふうに考えておるところでございます。  こういった厳しい状況でございますけれども、令和3年度の予算編成につきましては、住民サービスの維持向上のために事業の緊急度、重要度を見極めまして、新型コロナウイルス感染症対策事業、それからワクチン接種事業、こういうところに注力をする一方で、実施計画につきましても、実施年度など一部見直しを行わせていただきまして、より一層の事業の選択と集中を図るとともに、限られた財源でございますので、最大限効果的に活用できるように予算編成に努めるよう指示を出す、私もそのように点検をしながら、私の施策を入れながら予算編成を進めているところでございます。  しばらくこういった新型コロナウイルス感染症対策をしながら生活、住民の方も続くと思いますけれども、こういった感染拡大防止と地域経済の回復、この両立が大事でございますので、それを両立させて町民の方の健康と暮らしを守るとともに、地域の経済の発展に取り組んでいくことが重要であると考えております。  まずは、この新型コロナウイルスを一日も早く終息をさせるためのワクチン接種を令和3年度の最優先事業として職員は総力を挙げ実施をしてまいりますけれども、併せてこの終息後を見据えた施策についても着実に進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) ありがとうございます。  提案説明でも言われましたように、重点施策として本町の第5次扶桑町総合計画に5つの基本目標というものがありますが、これを着実に進めるということで、今言われた終息後も見据えた施策として、本町の現状から最も重要と考える項目や優先事業は何でしょうか。  また、行政の指針として具体的な事業の内容を定めて予算を投入したものは、どのようなものでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) おはようございます。  議員御質問の本町の現状から最も重要と考える項目は何かという御質問でございますが、令和3年度におきましては、新型コロナウイルスワクチン接種を迅速かつ円滑に行うことが優先事業であります。また、感染症対策事業をしっかりと行っていくことと併せ、第5次扶桑町総合計画まちづくりの視点であります「みんなの笑顔が かがやくまち 扶桑町」の実現に向け、5つの基本目標に基づく事業について着実に進めていくことが必要でございます。  重点施策といたしましては、(仮称)多機能児童館の建設、小・中学校の児童・生徒のうち第3子以降の学校給食費の無償化、生活支援と地域経済の活性化のためのプレミアム商品券発行事業、ウイズコロナ・アフターコロナを見据えた非対面型ITビジネスやテレワークを導入する事業者等への応援補助事業などを当初予算に計上してございます。  また、国の第3次補正を活用して新型コロナウイルス感染症に対応する臨時事業としまして、新生児の子育てを応援する給付金の給付やタクシー助成券の追加発行、またプレミアム商品券発行事業のさらなる拡充について今後行っていく予定としてございます。以上です。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 予算編成方針においては、このコロナ禍の現状から限られた財源を有効に利用するため、通常事業について選択と集中を徹底する事業の取捨選択を行うとあります。先送り可能な事業などについては、事業の優先度を考慮し、精査しながら進めていきたいという発言もございました。  この予算の編成において、財政運営を堅持するための事業の廃止や見直しはどうでしょうか。また、その具体的な施策と内容はどのようなものかお聞きします。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) 議員御質問の財政運営を堅持するための事業の見直し等でございますが、事業の見直しとしましては、施設の老朽化、利用者の減少によります町民プール事業を令和3年度におきまして廃止させていただきました。  また、保健センター空調設備改修工事や図書館の屋根改修工事などは、事業計画を令和4年度以降に延伸してございます。  中長期的な経常経費の削減事業としましては、役場、中央公民館、図書館、総合体育館の照明器具のLED化をリースにより行い、経費の平準化と省電力に努めてまいります。  さらに、現在稼働していないサングリーンハウスの温室につきましては取壊しを行います。今後は公共施設個別施設計画を策定し、住民ニーズの変化に対応しました公共施設の在り方、住民サービスの在り方の方向性を打ち出してまいりたいと思っております。  今後も厳しい財政状況の中、事業の緊急度・重要度を見極め、一層の選択と集中を図るとともに、経常経費の削減とスクラップ・アンド・ビルドの徹底により財政基盤を強化してまいりたいと思っております。以上です。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 今スクラップ・アンド・ビルドのお話がありましたが、これ何年か前にも和田議員の質問にもあったかと思います。地方行政には最初にやるべきことを決めて、必要な資源を確保するために不要なものを排出する考え方であるビルド・アンド・スクラップの考えが必要と言われております。  財政面で大きな課題があり、多くの自治体は未来に投資ができていないという状況かと思います。今言われた優先順位の高いものに重点的に投資する選択と集中、これもビルド・アンド・スクラップであると考えます。行財政改革の基本と言われる事業の見直し、組織の見直し、住民サービスの見直し、こういうものでの財政基盤の強化に期待したいと思います。  次に、スポーツ、文化、芸術行事の開催推進に向けた考え方をお聞きします。  非常事態宣言の中、行動の自粛、施設の利用制限などで様々な行事が中止される中、内容を精査、変更して、今度の日曜日、14日ですが、開催されるミステリーウォーク、この参加募集が僅か3日間で定員に達して締め切られました。  また、文化庁の通知を遵守しながら、文化会館のロビーではなくホールで開催されたロビーコンサートには100名ほどの方が来館されたということで、町民の方々の行事への参加を欲している、求めている、そういう姿勢を如実に感じるわけです。  昨年1年間はほぼ全ての行事の開催が中止され、扶桑町は中止の考えを念頭に決定しているのではないかという意見も聞かれたほどです。  実際、各協会や団体などでは、安全対策をしながらも開催されている事業も多々あると承知をしております。今後コロナ対応をしながら前向きな考え方で、予算に積算されたスポーツ、文化、芸術等の行事開催を積極的に開催していただきたいと思いますが、何が課題と考えるのか、町の見解を伺います。 ○議長(杉浦敏男君) 志津野教育次長。 ○教育次長(志津野 郁君) スポーツ、文化、芸術等行事への参加機会の提供につきましては、重要な行政サービスの一つと認識をしております。  行事の開催につきましては、町民の皆様の健康を新型コロナウイルス感染症から守ることを一番の課題として捉え、情勢の変化に適切に適正に対応することが重要であると認識をしておるところでございます。  新型コロナウイルス感染症への警戒は今後も必要でございます。そのため、行事開催を判断する際には、感染症について国、県からの発令及び通知を遵守し、近隣市町の動向などを調査いたします。  また、各行事の開催場所、開催形態などの特性を把握し、場所、規模、形態の変更など必要な安全措置を講じてまいります。その上でなお、町民の皆様の安心・安全を確保できない情勢がある場合につきましては、やむを得ず開催を断念せざるを得ない場合も生じてまいります。  これからも本行政サービスの町民の皆様への提供の重要性を認識の上、開催の推進に向けて積極的かつ慎重に検討、判断をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。    〔9番議員挙手
    ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) いろんな精査をしながら前向きな形で考えて推進していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、コロナワクチン接種事業の現状と今後の取組についてということでお伺いをいたします。  最初にも言いましたが、今回のワクチン接種は国の指示の下、都道府県の協力により各市町村において接種を実施し、形としては自治体独自の裁量に任せるという、自治体にとっては非常に責任が重たい事業です。初めてのことで全く全てが課題であり、ワクチンを巡る情報が不足する中、多くの自治体で準備の遅れが目立っているという状況です。  町民に配る予防接種クーポン券や町独自に作成する案内文書の検討、予約システムの構築など、接種行程の提示などがまだ町民へ見えてこない中でスタートとなる本町の医療従事者への接種状況なども含め、本町の現状はどのようなものかお聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施につきましては、町内に居住する16歳以上の方に対し、令和3年2月17日から令和4年2月28日までの期間にワクチン接種をすることが厚生労働大臣より指示されているところでございます。  当町におきましては、この指示に基づき、今後示されるスケジュールに沿った接種の計画によりワクチン接種を進めてまいります。  現在、愛知県が主体となり医療従事者への接種が順次進められているところでございますが、当町の医療従事者の方につきましての接種は接種用のワクチンがまだ届いていないため、3月の2日現在におきましては実施されていない状況でございます。  その後、扶桑町が主催となりまして、65歳以上の高齢者、基礎疾患を有する方等の順に接種を進めてまいります。実際の接種につきましては、65歳以上の高齢者の方を対象に4月の26日の週からワクチンの配送が開始されるという旨、新聞等により発表がありましたが、それ以降のワクチンの確保の時期につきましては、まだはっきりしていないこともあり、明確に示されていない状態でございます。  接種に必要な接種券の送付につきましては、3月中の送付を予定しておりますが、町独自に作成する案内文書につきましては、接種が開始される時期が明確になった時点での発送を予定し、内容を検討しているところでございます。  また、予約システムにつきましては、4月1日以降にコールセンターを設置する予定で、直接窓口での申込み、電話による申込みに加え、ウェブ上での予約が可能となるシステムを構築中でございます。  なお、予防接種の方法でございますが、扶桑町中央公民館での集団接種を先行して実施していく予定ですが、これに続き、かかりつけ医による個別接種も協力していただけるようお願いしてまいります。以上です。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 今言われたように、ワクチンが供給するスケジュールが明確になっていないということで、接種予定の施設などは利用者にいつまで使用制限をかけるとか、確定した情報が伝わっていないという状況で、今後、移送、保管、接種場所の確保など課題も多く出てくると思います。  本町での制度設計や町民への接種券の発送、接種の予約を受け付けるコールセンターの設置、保健師らによる相談窓口の開設などで、指示系統の明確化は非常に重要であると考えます。今回数名の方を担当係として人事異動はされたみたいですが、近隣市町のように対策室とか準備室などのくくりで準備に当たる専門部署の設置が必要ではないかと考えますが、本町の考えをお聞きします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) ワクチンの供給されるスケジュールがいまだはっきりとしていない中、ワクチン接種の集団会場としまして計画をしております扶桑町中央公民館におきましては、ワクチン接種事業が終了するまでの間、利用者の皆様方には御迷惑をおかけいたしますが、御理解をいただくようお願いするところでございます。  ワクチンの移送、保管など課題に対応するためのワクチン接種を推進する体制につきましては、これまでは保健センターの職員を1名増員し対応してきたところでございますが、3月1日付人事異動におきまして、準備室といった部署の設置はいたしませんが、ワクチン接種に係る準備に当たる専門の係を担当するため、新たにワクチン接種推進担当として主幹及び主事職の2名を加え事業を進めております。  さらに、今後ワクチン接種の予約あるいは接種事業に対する問合せなどが増えることが予想されます。これらの業務により保健師などの負担が増し、ワクチン集団接種業務自体に支障がないようコールセンターを委託業務により実施していきたいと考えております。  なお、2月27日に扶桑町中央公民館におきまして手順を確認する作業を実施しましたが、今後におきましてもスムーズな接種業務が行われるよう改善、検討を重ねてまいります。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 今後のワクチン接種事業を円滑、そして迅速に処理するためにも、指示系統の明確化とするチームとしてのくくり、これは私は必要ではないかと考えます。今後の課題としていただければと思います。  再質問ですが、先ほどおっしゃられた2月27日の接種会場運営訓練、これは職員の方々には大変お疲れさまでした。私も参加させていただきましたが、この手順の確認訓練で見えた課題はどのようなものでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 実際に確認作業を行った上での課題等でございますが、まず第1に受付というところが当然ございますが、接種当日に御持参いただく予診票及び接種券の確認に時間を要したため、これに対応するための十分なスペースや対応に当たる職員の配置が必要であるということで、今後検討が必要であると考えております。  また、円滑に接種を行っていただくための案内係が多数必要であり、場内の案内表示、注意書きに加え、接種の手順などを記載した説明書きなどの配置も検討する必要があるのではないかと考えております。  さらには、実際の接種時におきまして、接種の予約、予診票の記入及び接種に適した服装のお願いをするなど、接種に来ていただく方への十分な周知を行う必要があると考えております。ほかにも課題は多々ございますが、皆様方の御意見をさらにいただきながらスムーズな接種体制をつくっていきたいと考えております。以上です。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 確かに、スムーズな一連の流れ、これをつくることがやっぱり大事だなと、極論を言えばですよ。スムーズな一連の流れをつくるということが一番大事だなと感じました。改善での対応をよろしくお願いしたいと思います。  現在、政府は高齢者への接種、先ほど言われましたけど、4月から3か月以内に終えることを目指しているということです。しかし、遅れる可能性は大きく、本町での接種スケジュールは1か所に人を集める集団接種なのか、地域の診療所など、こういうところでの個別接種か、あるいは併用するのかと、こういう情報が少な過ぎて町民の方は不安に思っているのではないかと思われますが、町民からの要望や御意見など、どのような声が寄せられ、それについてどういう対応をされているのかお聞きします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 町民の皆様からの声でございますが、接種がいつから開始されるのか、基礎疾患を有する者とはどういう者をいうのか、扶桑町以外で接種を受けるには、どのような手続が必要かといった問合せをいただいているところでございます。その他少数ではございますが、先に接種してもらえないかといった問合せもございますが、多くは接種がいつから始まるのかという問合せで、接種に係る不安やどこでどのようにするのかといった問合せは、接種時期がはっきりした時点で増えてくるのではないかと考えております。  こうした質問につきましては、現在、保健師が電話にて対応し回答をしているところでございます。4月1日以降につきましてはコールセンターを設置し、対応、回答に当たっていく予定でございます。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 情報が少ないということで、町民の不安の声には今後も丁寧な対応をお願いしたいと思います。  次に、今後の取組についてお伺いをいたします。  供給自体が安定して行われるのかなという不安から、どれぐらいの医院、医師から協力してもらえるのかなどの医療従事者の確保、会場の確保、運搬や予約の管理といった課題が不透明で心配されるところです。そういうところで職員の配置や医療従事者確保など、町の現状と今後の課題をお聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 医療従事者の方の確保につきましては、尾北医師会の協力を得ながら扶桑町内の医療機関に対しましてワクチン接種に関する聞き取り調査を実施の上、直接伺い、協力依頼をさせていただいております。  結果としまして、現状におきまして集団または個別でのワクチン接種の協力をいただける医療機関は11医療機関となっております。なお、今後のワクチンの確保の状況や取扱いなどの変更により協力していただける医療機関の数も増えてくるのではないかと考えております。  集団でのワクチン接種会場につきましては、扶桑町中央公民館を確保しているところでございますが、ここでの実際の接種業務を行うに当たっては、駐車場からの案内、受付でのチェック、接種に当たっての医師、看護師、接種後の健康観察など、おおむね22名程度の人数が必要となると見込んでおり、不足する人員につきましては、全庁的に応援を依頼し、事業を行ってまいります。  今後の課題でございますが、限られた医療従事者の方にお願いする事業でございますので、無理なく継続した事業を実施できるかということが第1の課題であると考えております。  また、ワクチンに関する情報が少ないということも課題であると考えております。以上です。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 先日の全協でのお話では、9医療機関でしたかね、というお話をお聞きしましたが、部長なども町内の医療機関を回ってお願いに上がっているということでしたので、増えてきたのかなと思います。これからもよろしくお願いしたいと思います。  続いて、近隣自治体の連携について考えをお聞きします。  65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種については、医師らを確保しにくい自治体では、単独での会場運営やワクチン管理に負担が強いということが背景にあるということです。医療資源を集約して効率的に活用することで、医療スタッフの確保や会場準備を効率的に行え、ワクチンも一括することで無駄も抑えられるということから、複数自治体による共同接種の計画も広がってきているということです。かかりつけ医が町外とか、個別接種を希望される方なども含め、病院を持たない本町として近隣自治体が連携しての共同接種体制については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 近隣の自治体が連携して行う複数自治体による共同接種ということでございますが、こちらにつきましては、接種する側も接種される側においても接種会場まで遠距離となることなど、サービスの低下が予想もされますので、尾北医師会管内の2市2町におきましては、集団接種会場をそれぞれの市町において定めた上で集団接種業務及び個別接種を併用したワクチン接種業務を実施する計画で進めております。  なお、ワクチン接種を行う場所につきましては、原則住所地内での接種と定められていますが、例外としまして長期入院、長期入所をしている方等、やむを得ない事情による場合は住所地外での接種が認められています。当町におきましては、接種者の健康状態をよく知る、かかりつけ医が他市町である場合も想定されますことから、住所地以外での接種を弾力的に取り扱うなど、近隣自治体が連携した接種体制が考えられるところでございます。  また、集団接種業務に際し、転入・転出など居住地を変更された方への2度目の接種を行う時点で、接種歴における各市町での情報のやり取りは課題であり、自治体間での連携が必要不可欠なものであると認識しております。以上です。 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) 今おっしゃられたように情報の一元管理も課題となってくると思われますので、個別接種などでの混乱の防止のためにも、接種向けの近隣自治体の連携は早急で確実な対応をお願いしたいと思います。  最後の質問ですが、町民への情報の開示と周知についてお伺いをいたします。  国は、高齢者の接種開始について早くても4月以降と公表しており、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意思で接種を受けていただくと、こう言っておるわけです。そのためにも情報提供を望む声が多くあります。接種の日程や行程、接種会場までの交通手段の周知、副反応の情報など、町民への安心・安全な接種に向けた徹底的な情報の開示と周知が必要と考えますが、今後の情報提供への取組をお伺いします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 新型コロナウイルス感染症の発症予防と重症化予防、また感染拡大を防止することを目的にワクチン接種事業は確実に進めていかなければならない事業でございます。今後におきまして、この事業を進めていくに当たり、接種の日程や行程、あるいは副反応の情報など、町民の方への情報開示につきましては、円滑にワクチン接種業務を行う上で必要不可欠なものであると考えます。  ワクチン接種に関する日程や行程、副反応の情報、また当該事業に関する国等が発信する情報につきましては、できる限り速やかに広報無線、ひまわりあんしん情報メール、折り込みチラシ及び地区の回覧板などを利用しまして、その開示に努めてまいります。    〔9番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 大河原さん。 ○9番(大河原光雄君) ワクチン接種の実務を担うのは自治体で、本町も感染対策の基本的な取組とワクチン接種という2つの大事業を担うことになります。とにかく準備が重要で、接種会場での感染対策をしながら、十分な説明をした上で納得して接種をしてもらうということが大事だと思います。  また、接種券の発送などでは、住民の間でも来た、来ないとか、早い、遅いとか、そういう様々な臆測などからの問題や混乱も考えられ、ワクチン接種の予約金詐欺なども心配されるところです。そのためには、住民の方々の協力が非常に大事と考えますので、この一大事業が無事に終えられるよう徹底的な情報の開示と周知、そして職員の方々のワクチン接種事業への御尽力をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、大河原光雄さんの質問を終結します。  次の質問者、近藤 裕さんに質問を許します。近藤さん。    〔4番 近藤 裕君発言席へ〕 ○4番(近藤 裕君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問をさせていただきます。  まずは、安全な歩行空間の確保についてお聞きします。  道路というものは、幹線道路はもとより、町道に至る全ての道路を住民が快適に支障なく移動できる空間と考えています。町としてもその点は重要課題として捉え、扶桑町都市マスタープランにも記載されております。第2章の2、道路交通では歩道が設置されている道路が少なく、交通事故の危険性も高く、歩きやすい歩道空間へのニーズが高い。それに対しましては、人に優しい安全な歩行空間の整備を行うと解決すべき問題を提起しております。  また、第5章の2の2、高雄地区のまちづくり構想では、町道山那・五郎丸線、町道江南・扶桑線等の交通量の多い町道では、歩道の改修等により安全な歩行空間の確保を図りますとも書かれております。  扶桑駅から200メーターほど北側にある踏切を東西に横断している町道南山名・宮前線では、踏切より東へ向かって歩道が設置はされておりますが、歩道は高雄団地の東端までで、それより東へは歩道がない状況であります。また、西へ向かって考えますと、踏切を越えて町道江南・扶桑線よりも西方向に至っては全く歩道がありません。往来する車両も多く、危険な状況にあります。  町内では、この町道南山名・宮前線のように歩道が設置されていない危険な箇所がほかにもたくさんあります。扶桑町においては、学校周辺などでは路側帯を緑色にカラー化することにより、通行車両への注意喚起を行っており、安全な歩行空間としてグリーンベルトという手法を使っております。  また、予算的に道路拡幅する余裕のない地方自治体では、数年計画で継続してこのグリーンベルトを設置しているところもあります。  ここで質問ですが、学校周辺以外でも、交通量は多いが道路幅の関係で歩車道区分が取れない路側帯にグリーンベルトを設置して、地域住民全体の安全な歩行空間の確保を図る計画はありませんか、お聞きしたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) グリーンベルトは、歩道と車道が区別されていない道路において車を運転するドライバーが車道と路側帯を視覚的により明瞭に区分できるようにして、歩行者や自転車が通行する道路であることを示し、交通安全対策の一環として交通事故を未然に防止することを目的として設置しております。  現在のグリーンベルトの設置状況としましては、交通量が多く、道路幅が狭く、小・中学校の児童・生徒が利用する通学路を中心に進めております。今後のグリーンベルト設置の計画につきましては、扶桑町通学路交通安全推進会議の中で提案された通学路や、地区要望での御意見などを踏まえ、設置していきたいと考えております。  また、議員が心配されている町道南山名・宮前線をはじめとした主要幹線道路におきましても、交通量が多く、歩道と車道が区別されていない箇所では、職員が道路の利用状況及び危険度を見極め、順次グリーンベルトの設置を計画していきたいと考えております。  これにより、安全な歩行空間の確保を進め、高齢者や子どもたちなどの交通弱者をはじめ、地域住民の交通安全に努めてまいりたいと考えております。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  交通弱者をはじめ地域住民全体の安全な歩行空間の確保を期待しております。よろしくお願いします。  次に扶桑駅の南側、東西に走る町道南山名・高雄線というのがありますけれども、これにつきましては、扶桑駅南踏切より東に向かって歩道設置はされております。しかし、歩道幅が狭いため、場所によっては片側歩道の箇所もあります。  また、歩道内には、歩道進行方向に側溝があって、側溝上部には以前からJIS型側溝蓋が主に使用されております。JISを否定するものではありませんが、JIS型側溝蓋には歩道内の雨水を排水するための切り込みが側溝の横断方向についております。側溝蓋の上を歩かなくてもいいような歩道幅員があれば問題はありませんが、幅員が狭い場合には蓋の継ぎ目、50センチの場合と60センチの場合があります。そこにある雨水排水用の切り込みに靴の爪先や婦人靴のヒールが入ってしまって、靴の破損とか、場合によっては転倒等に及ぶこともあります。  実際に、狭い歩道内でJIS型側溝蓋のある歩道を歩くときには、蓋の切り込みのない狭いところを狙って歩くことになります。最近では、蓋の継ぎ目に切り込みがなく、側溝の流れ方向に排水スリットをつけたものもあって大変歩きやすくなっております。町道南山名・高雄線では多くの区間でJIS蓋よりスリット蓋に取替えが行われていて、未改修だった扶桑東学習等供用施設より扶桑駅までの間につきましても、今月より取り替え工事が進められております。  質問になりますが、この町道以外にも狭い歩道内に側溝用のJIS蓋が連続している箇所、例えば柏森駅の近く、線路の南側を通る町道高雄・柏森線や、そのほかにもたくさんあります。町内のこのような歩道箇所での今後の具体的な側溝蓋の取替え計画をお聞かせください。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 狭い歩道内にある側溝蓋につきましては、がたつきや段差などで歩行者の皆様などが安心して通行できないところを解消するために、歩道整備工事を実施しております。  令和2年度におきましては、江南・扶桑線の柏森地内で側溝修繕を伴った歩道整備を実施しました。  また、町道南山名・高雄線の扶桑東学習等供用施設付近より扶桑駅南の踏切に向かって側溝蓋の交換を3月中には完了する予定になっております。歩道内にある側溝蓋をスリットタイプの蓋に交換した場合は、従来のような蓋を持ち上げる手かけ部分がなくなり、側溝と蓋が一体化するため蓋自体の継ぎ目も減り、歩行者は安全に通行することができるようになります。  しかし、その反面、側溝内の清掃や何か物が落ちたときに拾い上げることが困難となるため、設置箇所には今後の維持管理を考慮した慎重な対応が求められております。  今後につきましては、歩道内の老朽化した側溝蓋の手かけ部分に靴の爪先や婦人靴のヒール部分が入り、靴の破損や歩行者の転倒などが生じないよう、安全対策につきましては、歩行者の利用状況などを現地確認し、側溝の入替えや蓋の交換を計画的に行い、安全・安心で快適な歩行空間を確保してまいります。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。
    ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  続きまして、災害弱者緊急通報システム設置運営事業の管理についてに移ります。  町の在宅福祉事業には、災害弱者緊急通報システム設置運営事業があります。この事業は、重度の身体障害者等の急病や火災等の緊急時に迅速に対応するため、緊急通報システム装置を設置するものであります。対象者は、65歳以上の虚弱な独り暮らしの高齢者、70歳以上の虚弱な高齢者のみで構成される世帯となっております。  この事業について、順次お聞きしていきたいと思っております。  まず、現在この事業を利用している方は何名ほど見えるのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 緊急通報システムの利用者の状況でございますが、過去3年間の実績で報告をさせていただきます。  平成29年度では、新規の設置件数が11件、年度末での利用者数が99名、平成30年度でございますが、設置件数が7件、年度末での利用者数が99名、令和元年度は、設置件数14件で、年度末での利用者が103名となっております。  なお、令和2年度の令和3年2月末現在におきましては、今年度における新規の設置が9件ございますが、利用者数は96名であり、昨年度と比較して7名減少いたしております。  ここ数年でございますが、利用者は100名前後で推移をしており、利用者の大きな変動はございません状況でございます。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ここ数年は100名程度ということですね。  次に、利用者へは緊急時に消防署へ通報できる機器を貸し出していると聞いておりますけれども、具体的にはどのような緊急通報機器なのかお尋ねいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 緊急通報システムとして貸出しをしております機器でございますが、緊急通報端末装置、ペンダント型送信機、火災警報器、ガス漏れ警報器の4点となります。  この4点の機能につきましては、まずボタンを押すと消防署へ緊急通報を発することができる装置、これが緊急通報端末装置となっておりますが、こちらを御自宅に取り付け、さらに御自宅内で端末装置の近くにいない場合に対応ができるよう持ち運び可能なペンダント型の送信機も対応しております。  また、火災警報器、ガス漏れ警報器につきましても、作動すると消防署へ緊急通報を発するという仕組みになっております。それによりまして、急病や火災等の緊急時に対象者の方の救助、救援の出動要請を速やかに行うことができ、高齢者の日常生活の安全確保と不安の解消に役立つものとなっておるところでございます。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  ペンダント型の送信機、火災警報器、ガス漏れ警報器は緊急通報端末機器と接続していて、作動すると通報できるということですね。分かりました。  機器設置には費用がかかると思いますけれども、機器本体及び設置費用等全て町の負担になるのでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 現状のところは、町の負担というふうでやらせていただいております。  ウの設置費用の負担につきまして御回答させていただきます。  緊急通報システム機器の設置費用の負担でございますが、必要な期間、無料で貸与しているところでございます。これによりまして、利用者の方への利用負担は現在はございません。  なお、町の負担につきましては、令和2年度におきましては、機器購入費としまして1台当たり、先ほどの緊急通報端末装置では4万9,500円、これはペンダント型の送信機も含んだ値段となります。火災警報器が8,250円、ガス漏れ警報器が1万450円となっております。  また、設置費としまして、1台当たり緊急通報端末装置で8,800円。火災警報器で1万2,100円、ガス漏れ警報器で3,300円を町のほうで負担している状況でございます。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  追加になるんですけれども、使用中に機器が故障した場合、そういった場合には費用はどのようになるんでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 御質問の中で、今後また点検的な話も出てまいりますが、そういった不具合が出た場合も無料で交換をさせていただいております。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  続きまして、緊急時に通報した場合、送信先及びその後の対応を教えていただきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) この緊急通報システムの送信先でございますが、まず小牧市にあります尾張中北指令センターというところになります。この尾張中北指令センターでは、扶桑町、犬山市、江南市、小牧市、岩倉市、大口町、清須市、北名古屋市、豊山町の6市3町を管轄している指令センターとなりまして、ここより各管轄の消防本部、消防署へ出動の指令を出すというふうになっております。  指令センターが扶桑町での通報を受信しますと、丹羽広域事務組合の消防本部、消防署に出動の指令を出すことになります。指令を受けた丹羽消防署では迅速に通報者の元に出動し、救急の対応をしていただくことになっております。  また、この緊急通報システムを利用した通報の場合、丹羽消防署から扶桑町にも通報があった旨の情報提供がございますので、町におきましては本人等に状況確認をするとともに、必要によりまして担当する民生委員の方にも連絡をさせていただいているところでございます。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) 消防センターから丹羽消防へ連絡が入って、出動して救急対応すると。丹羽消防から町へ連絡が入って、場合によっては民生委員さんのほうに連絡が入るという、そういったことですね。はい、分かりました。  次に、質問オになりますけれども、緊急通報機器には定期点検が行われているかと思いますけれども、その頻度は何年でしょうか。  また、定期点検の頻度の根拠を教えていただきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 緊急通報システム機器の定期点検の頻度でございますが、これにつきましては、法令等による定めはございませんが、町におきましては1年に1回の定期点検というのを行っております。  この定期点検の内容としましては、緊急通報利用者の自宅におきまして、既設の緊急通報機器の動作確認を行うためにテスト通報を実施し、緊急通報端末装置及びペンダントの電池交換等も行います。  また、交換期限が経過した機器につきましては、交換も行っているところでございます。  また、定期点検とは別に毎月の保守点検としまして、端末装置が正しく作動し、保守センター装置に通報を行うかどうかの定時通報も行い、緊急通報システムが支障なく使用されているか確認をしている状況でございます。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  今お聞きしましたけれど、定期点検以外にも端末装置が自動で状況確認を行って、消防センターの機器へ自動通報を毎月行っていると、そういう安全確認をしているということでしょうか。確認でお願いします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 今議員がおっしゃられるとおりでございます。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  ここまでやっていれば非常に安心だと思うんですけれども、利用者はそこら辺を理解しているかどうかということもあります。  次に、点検する業者なんですけど、委託先ということになるんでしょうけれども、これはどのように決めているのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 点検委託先の選定方法でございます。こちらにつきましては、地方自治法の施行令第167条の2第1項第2号に基づきまして、随意契約という方法で実施しているところでございます。  緊急通報システムの購入、設置、保守等の維持管理は、既設の緊急通報システム機器設備と密接不可分な関係にあります。そのため、同一のもの以外では責任区分が不明確となるおそれや故障発生時の原因究明、故障修理などの対応が困難になりますので、業務の履行を達成できないおそれがあることから、契約の性質が入札には適さないと言えるため、随意契約として契約をしているところでございます。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) 随意契約なんですね。分かりました。  次に、実際に点検する者、業者さんが入るわけですけれども、その方に点検資格というものは必要なんでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 緊急通報システムを設置するのは、個人がお住まいになっております戸建ての住宅が主でありますので、学校、工場、病院等の防火対象物には該当しません。したがいまして、点検者の資格としましては、消防法で要求されます消防設備士、または消防設備点検資格者といった資格は、緊急通報システムの点検の資格としては法令上は不要ということでございます。  しかしながら、本町が依頼する点検業者につきましては、消防設備士、工事担任者、電気工事士の資格を有している者が当たっているため、利用者にはより安心して利用いただけるのではないかというふうに考えております。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  特に資格は要らないけれども、そういった方が出向いてやっているということですね。  次に、設置後、町と丹羽消防署との関係はどのようになっているのでしょうか。お願いします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) この緊急通報システム設置後の町と消防署との関係でございますが、例年、年に1度、消防署が主催する防火診断というものがございますが、そちらに町も協力をさせていただきまして、消防署の職員、先ほどもお話しありましたが民生委員さん、町職員でこの緊急通報システム利用者のお宅を訪問し、防火対策の呼びかけも行っているところでございます。  なお、今年度におきましては、コロナ禍という状況もありますので、消防署の職員のみで対応させている状況でございます。また、利用者の方から緊急連絡先等の変更の届出があった場合には、消防署にも随時連絡をし、連携を図っているところでございます。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  そうしますと、年に1度、消防署が主催する防火診断ですね、それに町も同行してお宅訪問を行っているということで、ただし、今年度はコロナウイルス感染症のことがあって、消防署のみで防火対策の呼びかけを行ったということですね。はい、分かりました。  次に、点検した結果を委託業者から町への報告はありますか。実際、町として点検内容を把握する必要があるかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 町への定期点検の結果の報告につきましては、定期点検実施報告書の提出を業者から受けているところでございます。  また、毎月行っております保守点検につきましても、月ごとに保守通報報告書を業者から提出を受けております。以上です。    〔4番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) 分かりました。  実際、災害弱者の方には病気を抱えている方もお見えになられます。突然の発症時に緊急ボタンを押しても消防指令センターのほうに通報されなかったらというような不安もあるかと思います。  また、利用者は定期点検がどのような内容のもので、何をチェックしたのか、そしてその結果がどうであったのか、そういったことを知りたいかと思います。  質問になりますが、点検時では点検チェックシートというものを作成しておられますでしょうか。そして、その点検後の結果を利用者に説明して渡しておみえでしょうか。確認をお願いいたしします。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 定期点検におきましては、業者が町に報告するための定期点検実施報告書はございましたが、個人宅をそれぞれ伺った時点で御利用者の方にお渡しする点検チェックシートという様式は現在のところございません。  今後におきましては、利用者の方に分かりやすい点検チェックシートを作成して、定期点検時に各利用者の方にお渡しをして、安心して点検を受けていただくということができるように進めていきたいというふうに考えております。以上です。    〔4番議員挙手
    ○議長(杉浦敏男君) 近藤さん。 ○4番(近藤 裕君) ありがとうございます。  今後は使いやすい定期点検時のチェックシートというのを今作成していただけると聞きましたので、それを作っていただいて、点検時には利用者にその写しを説明した上で渡していただく、そして利用者も安心していただけるかなと思います。  この災害弱者緊急通報システム設置運営事業が災害弱者の方にとって、さらなる効果につながるようお願いしたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、近藤 裕さんの質問を終結いたします。  ここで議事の都合上、10時55分まで休憩といたします。              午前10時38分 休憩              午前10時55分 再開 ○議長(杉浦敏男君) それでは休憩を閉じ、会議を再開します。  次の質問者、佐藤智恵子さんに質問を許します。佐藤さん。    〔12番 佐藤智恵子君発言席へ〕 ○12番(佐藤智恵子君) 通告に従いまして、質問をさせていただきます。  1点目は、ごみ集積場の環境に関する質問であります。  何でもコロナの影響にしてしまってはいけないと思いつつも、昨年から外出を控え家で過ごすことが多くなり、ネット通販やテークアウト、またふだんできない家の片づけ等でごみの排出量がどこの市町も増加しているとお聞きしました。やはりこのコロナの影響が大きな要因ではないかと思われます。扶桑町の、このごみの排出量はコロナ前と比べて今現在どのような状況でしょうか、教えていただきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) ごみ集積場の環境ということで、現在の状況についてお答えします。  町の指定袋で収集しております家庭からの可燃性ごみの推移につきましては、1月末現在で比較しますと平成30年度4,549トン、令和元年度4,574トン、令和2年度4,567トンとなっております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 以前、全協で今年からでしたでしょうか、高雄のほうで区域を分けて収集日を増やしたというようなこともお話がありましたけれども、今のこの数字を見ると多少増えているぐらいで、そう変わりはないのかなと思いますけれども、私の地域でも前は午前中には収集されていましたけれども、最近はやっぱりお昼ぐらいにずれ込んでいる印象があります。  そこで、このごみ集積場について、住民の皆さんから苦情や要望などの状況も教えていただきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) ごみ集積場についての苦情、要望につきましては、日々様々なものが入ってきております。苦情の主なものは、分別不良のため収集することができないごみの袋に警告シールを貼ってごみの出し主に啓発しているのですが、ごみの出し主が分別を行わずにそのまま放置してしまい、近所の方からこうしたごみを撤去してほしいというものがございます。そのほか、カラスに荒らされる場所については、対策としてネット借用の要望であったり、ごみ出し時間をずらしてもいいかという要望であったり、ごみ出しのマナーが守られていない住民の方に対し、役場の方から注意してほしいという様々なものが寄せられております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  今お聞きしたとおり、様々問題があるようです。カラス対策については、このコロナの影響に関係なく本当に昔からの永遠のテーマのような感じがします。そして、大変身近な問題ではないかと思いますけど、私のところにも最近、特にカラスとか猫が荒らして困るといった、ごみに関する相談事が増えてまいりまして、今回の質問をするわけでありますけれども、先日も地域の方からちゃんとネットもきちんとかけてあるんだけれども、カラスも賢いし、本当にいたちごっこで困っておると、結局ごみを置いている近くのお家の方がその散らかったごみを掃除しないといかんと、最近はそれこそこのマスクとかティッシュとか、いろんなものが散らばっていて、本当に困っておるというような切実な声を頂戴いたしました。  基本はまず家庭でできることということで、私もごみをできるだけ減らして、生ごみなどは外から見えないような工夫も大事ですよとお伝えはしたものの、時々やっぱりごみが散乱しているのを見ると、やはり何らかの対策が必要ではないかと感じておりまして、近隣の議員さんにも自分のところのまちでどういうふうなこの取組をされているかお伺いしていましたら、犬山市さんが折り畳み式のごみボックスを導入したところ、荒らされることなく被害が減ったということをお聞きいたしました。場所によって、この大・小のボックスで対応をしているということでしたけれども、こういったものを導入できないか、お聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 折り畳み式のごみボックスにつきましては、犬山市が町内会に対して支給している状況について申し上げます。  折り畳み式ごみボックスは、幅が約180センチ、高さ、奥行きそれぞれ約90センチのものと、幅が約120センチ、高さ、奥行きがそれぞれ約90センチの2種類ございます。設置場所は私有地であったり、歩道の広い道路でガードレール等に固定が必要で、設置場所はかなり限られているものでしたが、カラス対策の効果はかなり有効であるということでございます。  しかしながら、1個の単価が大きいもので約7万円と高価なことと、扶桑町内で設置しようとすると奥行きが90センチあるため、設置場所が限られることから、現段階では積極的な導入は難しいと考えております。カラス等によるごみの散乱を防ぐ対策につきましては、広く情報収集に努め、研究してまいりたいと考えております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 確かにお値段は少々お高いかなと感じますし、場所によっては置けないところもあるのは理解しますけれども、ネットで検索をすると100均グッズでこの折り畳み式ボックスを作るという安価にできるものもあります。お金が高いから、ないからできないというふうに言われたら何の解決にもならなくて、ないなりに何か工夫ができないか。例えば、地域の方々がそういった手作りのボックスを作ろうとしたときの少し幾らか補助を出すといったようなことは検討いただけないでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 住民の方がカラス、猫などによる散乱被害の対策用に作られたごみボックス容器などへの補助についてでございますが、ごみボックス容器等を作られた材料費などの補助についても併せて研究してまいりたいと考えております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 最善の解決策をまた研究していただいて、今後に期待をしたいと思います。  次に、ごみアプリの導入について伺ってまいります。  先ほど住民からの様々な苦情、要望のところでもお話があったとおり、分別に関するもの、ごみ出しのマナーに関するものがあります。改めて町としてごみ出しの周知啓発はどのようにされているのか、お伺いいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) ごみ出しのマナー、周知啓発につきましては、主には広報4月号に折り込みの事業カレンダーで行っております。事業カレンダーには、家庭ごみの出し方、資源ごみ、小型ごみの分別と出し方、粗大ごみの出し方などについて掲載をしております。また、広報紙の紙面や広報無線でも随時ごみ出しマナーの周知啓発を行っております。  今年度におきましても、9月に剪定枝の処理、11月に資源ごみ回収拠点について、12月にごみ収集車の火災事故防止についてなどの記事を掲載し、マナーの周知に努めているところでございます。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  私の地域でも毎年ごみの分別に関しては、役員が替わる年度末に職員さんに来ていただいて、分別の方法を出前講座をやっていただいております。それでもマナーが悪かったり、分別方法が分からなかったり、また外国の方も年々増えてきているんじゃないかなと思います。多言語対応をする意味でもありますし、今のこういったことを補完する意味でごみアプリの導入ができないか、近隣の状況はどうなのか、お伺いをいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) ごみアプリの導入の近隣の状況についてでございます。  アプリケーションをダウンロードする形の提供をしているのが犬山市、岩倉市、ブラウザー上で動くものを利用しているのが江南市、大口町となっております。前者のアプリケーションでは、ごみの分別方法だけではなく、収集日等の提供も行っております。後者のブラウザー上では、五十音別のごみ分別表を検索する機能が主となっております。扶桑町としましては、導入費用や使い勝手等を検討し、これらの市町が行っているものを利用するのか、今年度より運用が開始されたAIボットチャットを利用するかなどを検討してまいりたいと考えております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 以前も私、この質問をさせていただいて、そのときにはホームページ上に五十音順のごみの分別表をアップしていただくようになったんですけれども、やはり身軽というか、分別をしているときに、あっ、これはどこだったけなって、もちろんカレンダーにもついていますけど、何か、皆さん、ほとんどの方が今スマホを持ち歩いてみえて、手軽に検索できるという意味では、やはりこういうのがあるといいんじゃないかなと思います。  今年、ホームページをスマホ対応にする予算が上がっております。住民の皆さんが手軽により分かりやすく情報を取得できるようにしますと町長の提案説明でもおっしゃっておりましたので、どうか住民に寄り添った前向きな検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  続きまして、2点目の質問に移ります。  安心・安全のまちづくりということで、まず自転車の交通事故対策について伺ってまいります。  まず、最近の町内での自転車事故の件数、年齢層など分かりましたら教えてください。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) 今、御質問の自転車交通事故に対する現状でございます。  令和2年中でございますが、扶桑町内で発生しました人身事故件数87件のうち、自転車が当事者となる交通事故の発生の件数につきましては24件でございました。また、扶桑町内の自転車事故による人数につきましては25名であり、その年齢につきましては、内訳としまして、10代が12名、30代が2名、40代が1名、50代が1名、65歳以上としまして9名でございます。この構成割合につきましては、10代の児童・生徒等によるものと65歳以上の高齢者の方の人数だけで全体の8割以上を占めている状況でございます。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 10代と65歳以上の高齢者の人数だけで8割を占めているという数字でありました。  ちなみに、参考までに犬山署管内で起こった事故のうち、去年のデータですけれども、自転車利用者の死傷者数は約23%で、県の平均が20%ということで、ちょっと高い割合だそうです。この自転車の交通事故で亡くなられた方のうち、約7割が頭部への致命傷で、ヘルメット着用時に比べ致死率が6倍にもなることから、自転車に乗る際は大人も子どももヘルメットを着用することに心がけることが重要だと言えます。  学校でも、日頃から交通安全に対しては子どもたちにしっかり指導はしていただいていると承知しておりますけれども、自転車のヘルメット着用についてはどのように指導、また着用しているのか、把握されているのか、分かりましたら教えてください。 ○議長(杉浦敏男君) 志津野教育次長。 ○教育次長(志津野 郁君) 小・中学校におきましては、各学校ごとに学校安全計画を立て、その中で自転車の乗り方や登下校時の交通安全について学習する内容を盛り込んでおります。ヘルメットの着用に関しましては、自転車に乗るときは必ずヘルメットを着用する、ヘルメットは命を守るもので、道路交通法で13歳未満は努力義務であることを中心とした指導をしております。大きな交通事故や自転車関連の事故が近くで起きた場合には、学級活動やホームルーム、集会等で注意喚起を行っております。ヘルメット着用の把握につきましては、基本的には御家庭の保護者にお任せをしております。しかし、巡回指導等の折に着用していない児童・生徒を見かけたときには、直接声をかけたり、後日指導をしたりをしております。以上でございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  先ほども言いましたように、自転車事故による死傷者が若年層と高齢者に多いこと、また、子どもはヘルメットをどちらかといったらきちんと着用をしていますけれども、大人はほとんど着用してないのが実情だと思います。そういった意味で、今回、愛知県は自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例というのを制定予定しています。県内でもそれぞれの自治体で条例化してこの安全対策を図っているところがありますけれども、扶桑町においても同様に条例制定の考えがあるのかお聞きいたします。  飛んだね。すみません。 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。もう一回確認でお願いします。 ○12番(佐藤智恵子君) すみません。1つ飛ばしました。  基本学校以外では家庭でしっかり着用することを話し合うことが大事だと思います。今後、やはり家庭で交通安全の意識を高め、ヘルメット着用が命を守る最善の防御策なんだという、着用することを当たり前にしていく、実効性を確保するという取組の一つとして、ヘルメットを購入する際にその一部を町で補助できないか、そういった考えはないのかお聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) 補助の関係でございます。  ヘルメット購入の補助の考え方につきまして、愛知県では、令和3年度から施行の自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例並びに愛知県自転車乗車用ヘルメット着用促進事業費補助金の制度創設予定と聞いてございます。  今年の今月、3月4日の説明会で改めて要綱案が示されました。本町におきましても、県の動きに合わせ、令和3年度のなるべく早い段階におきまして補正予算を計上し、補助制度の創設に向けて準備をしているところでございます。  なお、補助の対象者の年齢要件につきましては、愛知県の補助要項と合わせ7歳から18歳の児童・生徒等及び65歳以上の高齢者を予定してございます。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。すみません、飛ばしまして。  そういった、子どもはちゃんと着用しているんだけれども、大人はなかなかなので、今回県もこういった条例化して、きちんと大人もかぶっていただくというように条例をしたと思うんですけれども、本町ではどのような対応をされるのか、条例をつくる予定はあるのか、お聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) 条例の制定に関する考え方でございます。  愛知県では、先ほどお話ししましたとおり、自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の制定が今月末に予定されている状況でございます。  本町におきましても、新年度のなるべく早い段階で補正予算の計上をし、補助制度の創設に向けては取り組んでまいる所存でございます。県内の市町村によっては、自転車損害保険の加入の義務化やヘルメット着用の義務化など、独自の条例で定めている自治体もあります。県の条例におきましては、愛知県全域を対象とした自転車の交通事故対策としての内容で制定されるため、当町におきましては、単独での条例を制定することにつきましては、現時点では考えてございません。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) 分かりました。  ちょっと再質問をさせていただきます。  5年前にも、私はこの自転車の交通安全対策について質問させていただきました。また、昨年の12月議会でも丹羽議員さんが自転車の損害賠償保険への加入の義務化について質問されておりました。人命が失われたり、けがを負わされたり、自転車側が加害者になる事故を起こした場合の補償問題もあり、県のこの条例の中には、自転車損害賠償保険への加入の義務化が盛り込まれておるかと思います。  先ほど答弁でもおっしゃった3月4日の説明会を受けて、住民へどのように周知していかれるのかお伺いをいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長
    総務部長(紀平剛志君) 周知等の方法でございますが、今、議員が言われていましたとおり、3月の4日の県の説明会では、自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の案が4月1日から施行に向けて示されております。また、その条例の中でヘルメットの着用及び自転車損害賠償保険の加入の義務化の規定については、10月1日からの施行に向けての内容になってございます。  既に、条例が定められている名古屋市におきましては、自転車損害賠償保険の加入が義務づけられる理由、また、どの保険に加入すればよいのか、どういった保険の種類があるのか、選ぶときのポイントは何なのか、また、現在加入しているかどうかの確認についてなど、ホームページで周知しており、本町におきましても、安全で適正な自転車の利用に向けた啓発はもとより、ヘルメットの購入に係る補助制度につきましても、町民の方へ広報無線、ひまわりあんしんメール等を利用した効果的な周知を図ってまいりたいと思っております。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございました。  丁寧な周知をよろしくお願いいたします。  最後の質問になります。  今後の啓発活動についてであります。  ここでは交通安全だけじゃなく、防犯的にも安心・安全の町を目指して、広い意味での啓発活動についてお聞きしたいと思います。  町内では今年に入り空き巣被害や不審者情報など、また周辺市町でも多発しているようであります。愛知県警では、交通事故死者数ワースト返上に貢献している交通事故分析システムというのがあるんですけど、これを活用して町の安全マップをホームページで掲載しております。さらに、これを各市町の管轄署、うちは犬山署になりますけれども、さらに各学区別に学区ごとにマップを作成して、どこで事件や事故が起こっているのかを掲載しております。こうした安全マップを学校や地域の自治会などを対象に提供したり、活用していただいて、出前講座のようなこともやっていっていただいて、見える化をしていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 紀平総務部長。 ○総務部長(紀平剛志君) 今後の啓発活動についてでございます。  愛知県警の安全マップの利活用についてでございますが、議員が御指摘のとおり、犬山警察署のホームページにおきまして、小学校区別の安全マップが掲載されており、事故の発生時の場所、時間帯、事故の形態でございます、自転車なのか車なのか、出会い頭なのか横断中なのか、または右折、左折の事故なのかなど、一目で分かるようになってございます。  現在、愛知県警のホームページにて、犯罪の発生状況、不審者情報、重大な交通事故についての情報、特殊詐欺関連の情報など、地図上で確認できるものとして、「愛知県警 安心・安全マップ」というものが公開されてございます。これは、県警のメール情報配信サービス「パトネットあいち」で発信された過去の情報について、市町村単位で管轄の警察署単位におきましても、データベースの検索ができるようになってございます。  この御質問を機に町ホームページからでも、この内容が御覧いただけるよう、愛知県警のホームページとリンクすることで利活用を促進してまいりたいと思います。  なお、扶桑町の庁舎正面玄関ロビーにも、毎月月末時点での扶桑町内での交通事故発生箇所、犯罪状況を図で表したものを犬山警察署から提供を受けて掲示している状況でございます。今後、情報提供の範囲を広げ、事故や犯罪の防止・抑止に努めてまいりたいと思います。  また、この「安心・安全マップ」の利活用の促進に向けては、「広報ふそう」、ひまわりあんしん情報メール等紹介した上で、周知啓発に努めてまいりたいと思います。以上です。    〔12番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 佐藤さん。 ○12番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  最後に一つ、このマップを活用した名古屋市の緑区の事例を紹介して終わりたいと思います。  この安全マップには交通安全だけでなく、子どもたちを犯罪から守る役割も果たしており、こども110番という皆さんも御存じで見かけたことがあるかと思います。一般の家や企業、またコンビニなんかも協力をされています。そういった場所がこのマップには同じように記されているんですけれども、こども110番の家というのは、子どもたちが身の危険を感じたときに駆け込めるようなおうちという緊急避難場所になっているわけなんですけれども、地域と学校とこの緑区の緑署が共同でハロウィンのときに、このこども110番の家を回るというスタンプラリーを行い、お菓子をプレゼントされるという催しを行ったところ、どこにこの110番の家があるのか知らなかった、楽しく場所が覚えられたといった声が寄せられたそうであります。なかなかそういうこども110番の家と印がしてあっても、知らない家へ飛び込むのはすごく勇気が要ると思います。こうした取組を通じて日頃から顔見知りになり、分かっていると、いざというときに役立つのではないでしょうか。  春は新入生が入ってくる時期でもありますし、また通学路点検なども学校のほうではやられるかと思うんですけど、そういったことを兼ねたパトロールや地域の防犯パトロールの際もどこが手薄になっているか、その地図を見ると、この辺で集中的に事故が起こっているとかいうのが分かるようになっていますので、そういったことを重点的に気をつけて回ることができると思います。ぜひ有効活用して、さらなる安全・安心のまちづくりに取り組んでいってほしいと思います。  以上で私の一般質問を終了いたします。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、佐藤智恵子さんの質問を終結します。  次の質問者、矢嶋惠美さんに質問を許します。矢嶋さん。    〔11番 矢嶋惠美君発言席へ〕 ○11番(矢嶋惠美君) さきの通告に従いまして、1項目の質問をさせていただきます。  私のほうは、青木川の流域の浸水防止対策と開発についてでございます。  改修区域内の宅地開発についての現状認識と対応ということで最初に質問させていただきます。  町内の中央部を南北に流れる青木川流域は、言うまでもなく特定都市河川浸水被害対策法が施行された、その関連でこの新川流域の支流として青木川流域も指定されております。平成8年に中島調整池はじめ、高雄調整池整備など、長期に渡り施設整備などの雨水流出抑制対策を進めてきたところで、河川流域本体の改修状況、江南市、町内柏森区、中央道横断を経て斎藤区に進んでまいりました。いよいよ町内最大の浸水被害地区への改修工事が始まるところであります。  そうした中、ここに来まして、斎藤地区で青木川改修予定地域内で宅地開発が進められていることを多くの住民が危惧しております。間違いなく改修計画区域内であるかと認識しております。その現状についての認識とこの間の対応を伺ってまいります。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 青木川改修計画区域内の宅地開発についての現状認識と対応についての御質問でございますが、青木川と県道斎藤・羽黒線の交差部付近にて宅地開発が行われており、愛知県一宮建設事務所並びに扶桑町としましても、河川改修計画区域内に入っていると認識しております。また、今現在の状況といたしましては、埋立てを行うための土留め工事を実施しており、間もなく宅地用地として住宅が建設される状況になると考えております。  そうした状況下で、扶桑町としましても愛知県一宮建設事務所と情報交換し、例えば将来の改修を見据えて用地買収を行うことなど、何かできる対策がないか模索してまいりました。しかしながら、用地買収については、現時点で用地測量も行っていない状況であり、予算措置もない中で早急にできる対策はないとのことでございました。そのため、開発業者に青木川による浸水被害を受ける土地であること、また青木川改修計画のある土地であることを伝え、今後、その土地を購入する方への情報の周知を依頼してまいりました。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) 今、状況を伺いましたけど、今後の課題として、そういった状況の中でどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 市街化区域内の土地につきましては、建築についての規制などがないため、今後も同じように宅地開発が行われることも想定されます。  課題としましては、先ほどお話ししましたように、開発業者や物件の購入予定者へ土地情報を確実に周知し、御理解いただくことが必要であると考えております。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) 今、御答弁あったように、不動産を売買する際には重要事項の説明というのがあります。これは義務づけられております。今回はその重要事項になるかと思います。購入予定者には、正しい情報を知らせなければなりません。一つには、近い将来、河川の改修の予定地であること、そしてその間、浸水被害がもしあった場合、あるかもしれない、そうしたことを事前に周知していなければならないです。そのためにも、開発業者の情報の周知は当然ですけれども、本町としてもホームページなどでしっかりと浸水被害の想定区域を知らせること、また改修計画があることなど情報公開して知らせるべきではありませんでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) これから扶桑町への居住を考えられている方などへ、浸水実績区域や河川改修計画の情報を扶桑町ホームページのトップ画面から分かりやすく案内できるように検討してまいりたいと考えております。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) 今回、質問に当たりまして、私は例えば自分が扶桑町の人間でなかった場合、例えばあそこに扶桑町というところがあって、あそこに住みたい、いい物件があるなと思って検索したときに、どういう町なんだろうと思ってホームページを見るわけですよ。そうすると正直言って、その特定河川区域のところまで、もちろん青木川だから知っていますけど、知らない人から来ると、なかなかそこにたどり着けなかった、それが1つです。でも、同じこの区域の中で、江南市さんの場合は分かりやすかったんです、同じその青木川の関係でも。なので、今回もこの質問をするに当たって、やはり情報をいかに買われる方が早く知るかということが非常に重要じゃないかなと、本町としてやるべき仕事ではないかなという思いがしましたので、今、再質問でさせてもらいました。  今後の対策について伺ってまいります。  浸水被害の防止区域創設の考えというのですけれども、町内流域の方をはじめとする多くの町民の方は、現在の状況が今後もこれから先もどこかであるのかも、また開発されたその領域の部分がこれから先、埋立てされるわけですので、埋立てされたので、水かさが増した、そして被害が大きくならないか、そんな疑問や不安を感じておられます。  私のところにもそうした声が届いております。少なくとも改修計画が中止になったわけではないということは説明しております。間違いなく現在の開発地が将来改修の妨げになってまいります。地元住民は一日でも早く改修が進んでいくことを本当に切望しております。こうした開発が工事を遅らせたり、またそこに何も知らずに夢や希望を持って新居を構えるなど、本当に到底考えられないことです。ぜひともこの対象地に関して市街化区域内ということを法的には規制がかけられないわけですけれども、実は2019年の令和元年、東日本の台風、そして2020年の令和2年、昨年ですけれども、7月の豪雨、これ熊本ですけれども、そうしたことなど全国各地で水害の被害が非常に激甚化しております。そしてまた頻発化しております。今後も増加する傾向にあることなどから、特定都市河川浸水被害対策法が一部改正されました。流域治水関連法案が令和3年2月2日付ですけれども、閣議決定をして本国会に提案されております。その関連法案の大きな改正点に本流、支流ともに水害が想定される区域において、浸水リスクの特に高い地域は一定の基準の規制がかけられる、浸水被害防止区域というのに都道府県が指定し、住宅や施設などの浸水被害の安全性を事前確認する、そして許可制にするという制度です。  これまでの法律は、先ほどありましたように市街化区域ですので踏み込められなかった。そのところまで市町村と協力をしてできるようになってまいります。場合によってはそうしたことも必要になるのではないかなと思いますけど、そのお考えを伺います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 浸水被害防止区域の指定についての御質問でございますが、特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法案につきましては、先ほど議員よりお話がありましたとおり、今国会に提案され、内容としましては、都道府県知事が区域を指定し、当該区域における住宅や要配慮者施設等の浸水被害に対する安全性を事前確認する制度の創設などが審議されております。今後は改正法に基づく区域の指定について、調査・研究を進め、必要に応じて愛知県と協議してまいりたいと考えております。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  そして、今あと数キロですけれども、それが本当に必要な場合においては、ぜひともそういったことも検討、協議していただきたいというふうに思います。  最後ですけれども、今後の改修工事の見通しについて伺ってまいります。  国は令和2年の第3次補正、そして令和3年のこの予算で国土強靱化計画の中でこの流域治水の推進をし、国、県共にこれまでの被害想定区域含め水害対策の予算を強化しております。そして組み込んでおります。改修計画も当初の予定より前倒しをして工事が進んできております。長年にわたるこの青木川流域の最も被害のある区域で、あと本当に先ほども言いましたけど数キロのところまで来ております。  そうした状況からも、この組まれます予算の影響、そして今後の工事の見通しについて伺っていきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 今後の改修工事の見通しについてでございますが、先ほど冒頭で議員よりお話がありましたとおり、今現在は中島調節池から県道一宮・犬山線までの改修工事が愛知県により実施されております。町道柏森・高屋線の橋梁の架け替え工事は令和4年度の完了を予定し、それと並行して護岸・排水樋管工事も進められているところでございます。  今後は、県道一宮・犬山線のカルコス付近から上流の整備が待たれるところでございますが、愛知県からは「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の事業を活用し、引き続き前利神社までの事業に着手していく方針であることを伺っております。  令和3年度におきましては、橋梁・護岸の設計を行う予定と伺っており、改修計画の内容などが明らかになってくるものと考えられます。その後、住民説明会を行い、土地所有者の方はもちろんのこと、周辺住民の方にも河川改修計画及び事業進捗に関し周知が図られるものと考えております。  青木川の河川改修には、地元の方々の協力がなければ事業の完成は成り立たないと考えております。今後とも愛知県に事業推進の要望を行うとともに、青木川の河川改修について情報共有を図り、事業推進に向けて愛知県と扶桑町が一丸となって対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) ありがとうございました。  再質問になりますけれども、今、御答弁いただきました中で確認をさせていただきます。  来年度、令和3年度ですけれども、具体的に今ありますカルコスのところから、そして前利神社のところまで橋梁と護岸の詳細設計が予算として組まれてくるということが今お話がありましたし、その後に地元説明会も予定されているということでございます。本当に今それを聞いてはっきりとそこまでお伺いして、これまでも前利神社までの計画があるというところまではお聞きしておりましたけど、それが具体的にこの令和3年度に設計のところまで来るということをお聞きしましたので、本当にちょっと安堵して先が見えてきたなということを思っております。  実際、地域住民なんですけれども、本当に一番最初に言いましたけれども、一日も早くということを願っております。もう皆さんが本当にそういう思いを持っている中、やはりきちっと情報を住民の方にある程度公開をしていく、ここの部分が非常に重要だと思うんですね。改修計画があるよというところまでは皆さんも知っておりましたけど、なかなかその先が見えてこなかった、具体的な数字的なものも見えてこなかったというのも実態でございますので、今後、本当にしっかりと計画のあるところまで、そういったことが数字として表れてきておりますので、ぜひともそういったことを住民の方に、もちろん広報もそうですけど、説明もなるべく早めにしていただきたいというふうに思っておりますけど、その辺よろしいでしょうか。確認させてください。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 設計の進捗状況にもよりますが、地元説明会の開催につきましては、早い時期に実施できますように愛知県に働きかけてまいりますので、よろしくお願いいたします。以上です。    〔11番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 矢嶋さん。 ○11番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  本当に一日も早い青木川の浸水対策の被害防止対策、しっかり進めていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、矢嶋惠美さんの質問を終結します。  ここで議事の都合上、昼食休憩といたします。午後は1時から再開いたします。              午前11時41分 休憩              午後0時59分 再開 ○議長(杉浦敏男君) それでは休憩を閉じ、会議を再開いたします。  ここで、澤木産業建設部長から発言の申出がありますので許可します。  澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 午前中の佐藤議員の一般質問の答弁の中で誤った表現をしましたので、おわびして訂正いたします。  本来であれば「AIチャットボット」と表現すべきところを誤って「AIボットチャット」と表現してしまいました。おわびして訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。 ○議長(杉浦敏男君) それでは次の質問者、荒木孝三さんに質問を許します。荒木さん。    〔3番 荒木孝三君発言席へ〕 ○3番(荒木孝三君) 一般質問の通告書の許可をいただきまして、ありがとうございます。  ただいまから質問をさせていただきます。  子育て支援ということについてお伺いいたします。  やはり今、このコロナ禍の中で、非常に若い世代が経済的にも非常に苦慮しているんではないかと思います。特に、収入は少なくて大変な時期だと思いますので、保育園の無料化について質問させていただきます。  今、各市町村においては、子育て支援の無料化について取り組んでいる市町村さんが多く見受けられます。そして、それについて扶桑町においても今回の予算案の中でも無料化の案も進んでおります。しかしながら、保育園のほうにもその無料化のほうも進めてもらいたいと思い、第2子の無料化ということを町としてはどういうふうに考えているか。 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん、無料化の内容をもう少しはっきりお伝えください。 ○3番(荒木孝三君) はい。給食費ですね。
     第2子の給食費の無料化をどういうふうに考えておるか、お願いいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) それでは、保育園ということでよろしいでしょうか。  現在、保育園における給食費の徴収につきましては、令和元年10月から3歳児以上の保育料無償化の実施に伴いまして、主食費、副食費の合計額5,160円を月額といたしまして保護者の方に負担していただいております。給食費の補助に関しては、保育園に同時入所の第3子及び在籍園児のいる世帯の所得によって副食費を免除する制度がございます。  御質問の第2子の無料化については、現在のところ、実施に向けましては大変厳しい状況にあります。しかしながら、子育て支援の充実につきましては重要な施策と認識しておりますので、様々な施策を講じていく必要があると考えております。  給食費の補助につきましては、近隣市町の状況や事業による影響など、引き続き調査してまいりたいと思っております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) 近隣の市町村においてもなかなか保育所のそういう無料化については、まだまだ実施ができていないんですけれども、そういう中でも扶桑町において率先してそういうものをやるというお考えは、今はないですか。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 先ほども申し上げましたんですが、現状といたしまして大変厳しいという状況でございますので、率先というところまではまだ至っていないのが現状でございます。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) できるだけ子育て支援に応援するような形で、住民に寄り添うように町のほうでも前向きに考えていっていただきたいと思います。  次に参ります。  子どもの医療費の無料化の拡大ということについてお聞きいたします。  まだまだ子どもの医療費の無料化については制限がありまして、完全な18歳までの無料化にはまだいっていないと思いますけれども、これについて町のほうはどういうふうにお考えかお聞きいたします。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 現在、本町におきましては、中学校卒業、15歳までを対象に保険診療分の医療費の助成を行っております。財源といたしましては、中学校卒業までの入院と小学校就学前までの通院に要する自己負担分が県補助金の対象となっております。愛知県内で本町と同じように中学校卒業まで入院、通院とも助成している市町村は、令和2年4月1日時点では、54市町村中63%に当たります34市町、入院のみ18歳まで拡大している市町村は18.5%で10の市、また18歳まで入・通院とも助成している市町村は18.5%で10市町村となっております。本町の助成につきましては、ここ3年では、おおむね1億9,000万円ほどになっておりまして、決算額で申し上げますと、平成29年度は1億9,203万2,552円、平成30年度は1億8,238万963円、令和元年度は1億9,067万238円と推移しております。  なお、本町におきましては、18歳まで医療費助成を拡大した場合、町の行う助成額につきましては、年間おおむね1,300万円ほど増えるものと試算しております。そのため、財源の見通しなど、確実なものとしておかなければならないところがございますので、そういった事業であるということを御理解いただければと思います。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) ありがとうございます。  これについても、これも私たち共産党がずうっと言ってきていることでもあります。できるだけ早くこういう無料化について前進していただきますようお願いいたします。  次に移らせていただきます。  国民健康保険税についての質問をさせていただきます。  これは、常々私たち日本共産党が訴えているものでございますが、国保で扶養家族が増えると保険税が高くなる。早い話が社会保険では家族4人がいても、負担は家族が増えてもその保険税は変わらないんですけれども、国民健康保険税においては、家族が増えれば増えるほど高くなっていくという状況にあります。こういう状況についてどういうお考えかお聞かせください。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 国民健康保険制度におきましては、被保険者の保険税負担能力に応じまして賦課される応能分、本町で言いますところの所得割といいますが、それと受益に応じてひとしく被保険者に賦課される応益分、こちらにつきましては、均等割、平等割といいますが、それを合わせたもので構成されております。そのため、所得が同じであっても、今、議員がおっしゃったとおり加入者が多い世帯ほど税額が多くなるということになります。  国民健康保険税につきましては、例えて申し上げますと、課税所得200万円の家庭で40歳未満の世帯における試算、両親と子ども1人の3人世帯ですと、国民健康保険の年税額は26万4,800円、子どもが2人の4人世帯になりますと26万5,800円、また子どもさんが3人の5人世帯になりますと28万9,200円と所得が同じでありながら保険税の負担は増えていくという状況になっております。  国民健康保険は、加入者の年齢構成や医療費の水準が高く、また所得の水準は低いという構造的な問題を抱えておりますが、国民皆保険の制度の最終的な支えとなっておる制度でございます。この制度を将来的に持続していくことができますように、国とか県とか協力をしていくとともに、被保険者の負担が下がるよう公費の増加要望をするなどしていきたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) こういうふうに国民健康保険税では、生まれた子どもまでも税金を取るという感じになっております。しかしながら、今現在、こういうコロナ禍において経済的にもなかなか厳しいところもあるかと思いますけれども、そういうところに対して今回、今年度の国民健康保険税に対して据置きとかそういうものはお考えにはないですか。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 来年度予算のお話でよろしいでしょうか。 ○3番(荒木孝三君) 据置きを考えてはいかがですか。 ○健康福祉部長(髙木 明君) はい、ありがとうございます。  これ、前からお話しさせていただいておるんですが、これから統一化ということで、いずれ近い将来、愛知県内の保険税、保険料は多分一緒になっていくかと思います。それで今、県のほうからそれぞれの市町に標準保険料率、標準保険税率というのが定められております。それと、私どもの現行の保険税を照らし合わせますと、かなり乖離している状況でございます。それで、段階的にと言ってはあれなんですけど、一応3年を目安に見直しを考えていくということで、据置きというのはちょっと難しいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) 町としても大変ではあると思いますけれども、ぜひ前向きに考えていただき、今このコロナ禍における、子育てにおける経済的弱者に寄り添うよう町のほうも頑張ってもらいたいと思います。  それと、次に参ります。  国保税の均等割のことについてお聞きいたします。  国保税の均等割はどういうふうな、均等割で国保税が高くなっていると思います。この均等性というのは非常に不公平な税の割り方ではないかと思います。この均等性を将来なくす方向には考えてはいないですか。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 国民健康保険税は、先ほど述べましたとおり均等割がございますので、所得が同じであっても加入者が多い世帯ほど税額が多くなるという状況でございます。しかしながら、国は世帯の所得が一定額以下の場合には、受益に応じてひとしく被保険者に賦課をされる、先ほど申し上げました応益分でございますが、その均等割と平等割を7割、5割、2割軽減する制度を設けておりまして、負担の軽減を図っているところでございます。  なお、国保の加入者全体の48.6%の世帯の方が軽減を受けているという状況でございます。応益分の均等割というものは、誰もが医療給付の受益者になり得ることから、一定の負担を国保加入者に求める制度となっております。  また、国は令和4年度から未就学児を対象に均等割を全世帯一律5割軽減とする制度を施行するという方向性を示しておりますので、今後の動向に注意してまいりたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) 均等割の制度もそうですけれども、できたら応能性と応益性がありますけれども、応益性ではなく応能性でやって、今後の国保の在り方を考えていくということもありませんか、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 基本的には、今おっしゃったその応能、応益の割合というのは50・50、半々で考えていけというのが国の指針でございます。ですが、現在の状況といたしましては、扶桑町は若干今言われた応能のほうがパーセンテージは高いかと思っております。ですので、できれば極力、今、先ほど来言っております均等割、平等割がある程度は抑えられる方向で何とか考えてはおります。そのような状況であるということだけ御承知おきいただければと思います。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) できるだけ、その方向に進んでいってもらいたいです。  特に、国民健康保険税というものは低所得者の方が多く入られておると思います。そういう面からしても、今、非常にこの国民健康保険税が高いということになっておりますので、できるだけそういう低所得者を助けるためにも町においても応能性のほうへ、均等性をなくして応能性の制度のほうへ行けるよう努力していってもらいたいと思います。  今度、また国民健康保険税も値上げの予定等はありますか、お聞きしたいんですけど。 ○議長(杉浦敏男君) 髙木健康福祉部長。 ○健康福祉部長(髙木 明君) 先ほども少し触れましたが、令和3年度におきましては、今まで3年間見直しをしていなかった保険税の見直しを行いますので、若干といいますか、ちょっと税率は上がるという予定をしております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 荒木さん。 ○3番(荒木孝三君) 私たち日本共産党は、こういうコロナ禍において、今非常に経済的にも苦しい中、国民健康保険税の値上げには断固反対をしていきたいと思います。今後とも住民に寄り添うような税制を当局に求めて私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、荒木孝三さんの質問を終結いたします。  次の質問者、髙木義道さんに質問を許します。髙木さん。    〔14番 髙木義道君発言席へ〕 ○14番(髙木義道君) 3月定例会の一般質問をさきに通告した内容で行いますので、よろしくお願いを申し上げます。  まず、1番目に学校教育についてであります。  本当に令和2年は、コロナの中で生徒も児童も教師も振り回されて厳しい状況であったというふうに思います。やっぱり扶桑町の教育はこうだというものを令和3年度、どのように教育長がお考えなのか、所信、決意を含めて、まず1番目にお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木教育長。 ○教育長(澤木貴美子君) 御質問のアとイ、一緒でよろしいですか。令和3年度の基本方針ということで、コロナ禍での態勢と小・中学校の状況、一緒でよろしいですか。 ○14番(髙木義道君) はい。 ○教育長(澤木貴美子君) 御質問にお答えいたします。  昨年3月、コロナウイルス感染症拡大防止のため全国一斉臨時休業に突入しまして、令和2年度は苦難の船出となりました。苦しく長い休校期間を経まして、6月に学校を再開し、子どもの学びの保障と衛生管理に最大の配慮をしながら本日を迎えております。議会でも度々コロナの状況下の学校の様子をお伝えして、修学旅行等のキャンセル料補助をはじめとする様々な課題に対して深い御理解を得て、この年度末を無事に迎えることができましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございます。  さて、令和3年度の学校教育の方針について御質問がありましたので、教育長としての思いを述べさせていただきます。  御質問のコロナ禍での態勢について、まずお答えしたいと思います。  本年度、コロナ感染防止のため学習形態、給食などの生活様式が一変いたしまして、教師も子どもも伸びやかに学校生活を過ごすことはできませんでした。ワクチン接種が開始されるというものの、次年度もまた本年度の状況をしばらくは継続していかねばならないと思っております。児童・生徒、保護者の皆様が楽しみにしている行事等はでき得る限り実施するように年間計画を立案しているところでございます。学びの保障と健康を第一に考え、文科省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」及び愛知県の感染レベルに応じた学校の新型コロナウイルス感染対策に従いまして対応してまいりたいと思っております。  次に、小・中学校において、どんな基本方針で進めていくかという御質問に対してお答えしたいと思います。  就任時の所信表明では、子どもの笑顔を守ることが教育者としての使命とお伝えいたしました。世界中がパンデミックに見舞われた今年度ではありますが、GIGAスクール構想が一気に加速されまして、教育の形も大きく変わろうとしております。どんな時代が訪れようとも私は「学びに向かう力をつける」「仲間と共に頭脳と心を鍛え磨く」「多角的多面的なものの見方・考え方を学ぶ」「自信を持って生きていく」など、つけるべき子どもの資質、能力などを明確にして取り組む日々の授業実践こそが、子どもの明るい未来と笑顔をつくっていくと信じております。  幸いなことに臨時休業によって学校が担っている社会的役割が明らかにされたことは、ピンチの中での大チャンスであると感じております。学力向上だけではなく、子どもたちの生活リズムを整える、安全でおいしい給食の提供、子どもたちのかけがえのない居場所である学校の存在、コロナ禍によって新しい指導要領の打ち出している「よりよい学校教育がよりよい社会を創る」の認識が社会的に高まったとポジティブに捉えております。  次年度は、小学校に続いて中学校も教科書は新しくなり、新しい指導要領の実施の年になります。コロナ禍で制限はございますが、導入されたタブレットの有効活用を試みながら、学校での学びが自分の生きる地域社会へと広がり、さらに地域の方々にも学校教育に参画していただけるような「社会に開かれた教育課程」の実践に向けて取り組んでまいります。  最後に、今年度、総合教育会議で扶桑町教育大綱が策定されましたので御紹介させていただきます。  学校教育の基本方針として、「未来をたくましく生き抜く子どもを育てる」「郷土を愛し、まちの未来を見つめる次代の育成を地域と共に推進する」、重点目標として、「Society5.0時代に向けて主体的に学びに向かう子どもの育成」「特性を尊重し自尊感情を高める教育活動を推進し、自他を大切にする子どもの育成」「ICTを活用した探究的で協働的な学びの推進とそのための教育環境の整備・充実」、以上、扶桑の「次代の育成」という使命感を持って学校教育を進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 今、教育長言われましたように、本当にコロナの中で学校の存在といいますか、子どもたち皆、児童・生徒が学校にかける思いが親御さんも含めて大変大きいものがあったのかなあというふうに思います。  だから、その意味におきまして、今、教育長が言われたように本当に安心して安全に過ごせる環境が当扶桑町の教育環境には必要であるということで、今、本当にGIGAスクール構想とかICTとか横文字は氾濫しておりますけれども、やっぱり個々の児童・生徒の尊厳といいますか、僕らの学校では人間の尊厳と言っておりましたけれども、そうした意味でもやっぱり子どもの権利条約だとか社会に対するやっぱりしっかりした目を養うような、そうした道徳教育であるかもしれませんけれども、そういうのを引き続いて実践していただきたいなというふうに要望したいと思います。子どもの将来を本当に担う教育を扶桑町の教育の根幹にしていただきたいなというふうに要望したいと思います。  それでは、2番目に、今回の中で教育にかける予算ということで、他市町と比べてちょっと劣っているんじゃないかというような話も聞きましたので、現実はどうなのかと。子どもを扶桑町に住まわせて、子どもが健全に成長するための、それに対応する体制にあるのかどうかということでお聞きしたいということで、他市町との比較において当町の教育はどうなのかということでお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 志津野教育次長。 ○教育次長(志津野 郁君) 今、御質問いただきました教育にかける予算につきまして、当初予算で比較をさせていただきました。  令和3年度の扶桑町一般会計予算歳出合計における教育委員会全体の教育費の構成比は11.8%、金額にしまして12億5,098万円で、そのうち49.7%が学校教育に係る教育総務費、小学校費、中学校費の合計6億2,221万8,000円となります。令和2年度の教育費の構成比は10.8%でございました。11億5,425万円で、うち45%、5億1,886万4,000円が学校教育費でございます。対前年度比、教育費で9,673万円の増額、うち学校教育費は1億335万4,000円の増額となっております。  近隣市町の令和3年度予算における教育費の構成比でございます。  江南市の教育費の歳出合計費における構成比は9.1%、うち40.3%が学校教育費、犬山市は構成比12.1%、うち41.5%が学校教育費、岩倉市は構成比9.5%、うち44.5%が学校教育費、大口町は構成比10.6%、うち45.5%が学校教育費となっております。  このように近隣市町と比較しまして扶桑町の教育費、その中でも学校教育に充てる予算は高い水準でございます。児童・生徒が学びに集中できる学校生活が送れますよう教育環境を整えてまいります。お願いいたします。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 今の他市町との比較はどうかということで、犬山市の12.1%がちょっと高いかなというふうに思っておりますけれども、教育費の中にもいろんな項目がありましたね。他市町と単純に比較はできないというようなことも聞いておりますが、いわゆる生徒が負担する学用品費であるとか、あるいは要保護、準要保護に対する当町の手当、あるいは私どもいつも言っております私学の助成はもっと増やせと、そういう県制度、国制度だけではなくて、扶桑町独自で私学助成も行えというようなことも言っております。  だから、本当に学びやすい環境で扶桑町に子どもを預けたら、先ほどの一番上の教育長の中でも出てきましたけれども、本当に伸び伸びと健やかに子どもたちが生活できるんだというような環境を、ぜひ整えていただきたいなというふうに要望したいと思います。  2学期制の問題だとか、いろいろ過去多々取り上げてまいりましたけれども、前教育長は扶桑町の教育だというようなことで、普通学級でのいわゆる指導員といいますか支援員といいますか、そういうことも、あるいは給食センターのアレルギー食対応とか高く評価されている部分もありますので、図書館、文化会館とか他市町が本当に参考にしたいような、そんな事例もあるかというふうに聞いておりますので、ぜひともそういう意味で今の教育にかける予算というのをしっかりとつくり上げて、次代を担う子どもたちの資財といいますか資産としていただきたいなというふうに要望したいと思います。
     次に、少人数学級の推進、方向性はということで、国も遅ればせながら萩生田さんですか、35人学級を順次進めるということで答弁をしておって、すぐにはできないんですけど一念発起でやっていくということで、今の少人数学級をぜひということで、私どもの赤旗では228議会が意見書を国へ要求しておると。この中で、愛知県は名古屋市と扶桑町とそういうふうに、あとはないですね。三重県はなくって、岐阜県は1市があったというようなことであります。これ、2020年の記事でありますけれども、本当に35人学級よりも、もちろん30人学級のほうがいいわけでありますけれども、少人数の学級というのは、やっぱり先生の目も行き届くし、児童・生徒も授業の理解が得やすいというふうに当然考えるわけですよね。だから、そういう意味で、国や県に、あるいは他市町の動向を見てということになってしまう、そんな答弁かもしれませんけれども、どういう少人数学級をやっていくのかということでの答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木教育長。 ○教育長(澤木貴美子君) 今、議員がおっしゃいましたように、文部科学省は来年度、小学校2年生を35人学級として、今後1年ごとに35人学級の学年を引き上げていくという方針を出しております。中学校の35人学級については、まだ検討中ということでございます。  愛知県は、今年度まで独自に小学校2年生と中学校1年生で35人学級を実現してきております。令和3年度は、国が小学校2年生の35人学級を行うことを受けまして、県では独自の施策として、小学校3年生を35人学級ということにしております。令和4年度以降の動向はまだ未定でございます。  扶桑町におきまして、令和3年度、この4月からなんですけれども、35人学級の恩恵を受けるのは、柏森小学校の3年生のみとなります。他の学校での学級数の変更はございません。今後も国や県の動向に沿った対策をしてまいりたいと思っております。以上です。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 国の動向あるいは県の意向を受けて35人学級を推進していくということでありますけれども、前回頂いた資料、令和2年10月ですかね。私、ぱっと計算したところによりますと、柏森小学校の6年生が35人を超えているんじゃないかなあと。中学校については、扶桑中の2年生だとか、北中の1年生、2年生、ちょっと計算が違うかもしれませんけれども、35人を若干超えるような状況で、あとは例えば30人だとか、30人を切るようなクラス編制になっておるので、そんなに心配することはないということはないんですけれども、できるだけ少人数で、当然教師の方の手配も必要でありますけれども、十分な手当てが行き届くような、そんな教育体制をお願いしたいというふうに思うわけであります。  続きまして、4番目の学校給食費の助成という問題であります。  今回、鯖瀬町長の公約で第3子については無料化をするということであります。  大口町は全て2分の1を補助していると。金額を確認しましたら、もう少し扶桑町も給食費の無料化に出費といいますか歳出できるのではないのかなというふうに考えるわけでありますけれども、例えば、第2子は半分にするとか、全員半分にしたら大変だと、財政が厳しいとか、そんな声も聞こえて、それに納得するわけではありませんけれども、第3子って本当に受ける恩恵が少ないんじゃないかなあと。今の少子化で1家族1.何人という、2人を切るような、そういうような子育て世帯だと思うんですね、子どもの構成がですね。だから、第3子無料は大変歓迎はしますが、第2子半分にするよというような、そんな形にすると扶桑町に来たら給食費にかなり恩恵があるよというような形にすると、小学校・中学校の子どもたちも本当に助かるのかなというふうに思うわけでありますけれども、その辺はどのようなお考えでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 志津野教育次長。 ○教育次長(志津野 郁君) 失礼いたします。  今、議員さんのお話の中で、重複をいたしますがお答えをさせていただきます。  扶桑町では、令和3年度から子育て世帯への支援を目的といたしまして、扶桑町の小・中学校に在籍する児童・生徒を3人以上養育している世帯の保護者に対しまして、第3子以降の学校給食費の無償化事業を実施してまいります。  該当する児童・生徒数の見込みにつきましては、児童146名、生徒5名で、予算720万5,220円を計上しております。令和2年4月現在、愛知県内で無償化事業を実施している市町村は、豊根村が学校給食無償化を行っております。岩倉市は第3子以降、学校給食費無償化、安城市では第3子以降の給食費補助金として無償化を実施しております。近隣の大口町におきましては、平成22年度から学校給食費の半額を町が補助をしております。これらの事例と町財政を鑑み、令和3年度以降から児童・生徒第3子以降を無償化の対象とさせていただきました。今後も近隣の取組等を参考としながら、子育て世帯への経済的支援を継続し、子育てしやすい町、住みたい町を目指していきたいと思っております。以上です。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 教育次長に給食費を第2子半分にせよということを突きつけるのは、答弁どうなんですか。 ○議長(杉浦敏男君) 志津野教育次長。 ○教育次長(志津野 郁君) その件につきましては、財政状況のこともございますので、そちら等を鑑み、近隣の状況等も鑑みながら、検討をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) これは町の予算との関係で、本当は町長に聞いたほうがいいのかもしれないけれども、町長にどんなような給食費に対する展望なのか、少しだけ、町長に聞くというふうには言っていませんけれども、その辺のお考えはどうなんでしょうかね。 ○議長(杉浦敏男君) 鯖瀬町長。 ○町長(鯖瀬 武君) この給食費の助成に限らず、先ほどの荒木議員さんの御質問にもありました子ども医療費とか、いろんな御要望があろうかと思いますけれども、この扶桑町、3万4,000ちょっとの町、この大きな基幹産業がない町、そういった状況を踏まえながら考えますと、現状としましては、まず今回の第3子以降の給食費の無償化に踏み出させていただいたところでございます。中長期的な視点に立つといろいろ厳しい面もございますので、そういった中でいかに住民の満足度を上げていくかということは常々考えておりますので、そこの中で実現可能なものから進めていきたいというふうには考えておりますが、現状としてはこれが今のところ適正なレベルではないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) ひとまず第3子無料にするという、まずワンステップということだね。三段跳びであればホップ・ステップ・ジャンプでありますので、第2子あるいは全体の給食費の負担を減らしていくということは、本当に子育て支援、子育て世帯を応援するというのは大変必要なことではないかなと。多分、町政は子育て支援、高齢者福祉、あるいは災害・防災の対策と3本柱かなと。前々町長からの大きな政策の柱かなというふうに思っておりますので、町長、新たになりましたので、その辺のところも一歩も二歩も進めていただきたいなというふうに要望したいと思います。  1番目の質問は以上で終わります。  2番目の要支援といいますか、支援が必要な人に対する対応についてということで、これは地域包括支援センターの問題は、結構、議長もいろいろ御質問されて、一つでは足らないじゃないかと、もう一個造れというような、そんな要望も出されておったように思うわけでありますけれども、地域包括支援センターは、本当に支援が必要な人に的確な介護を受ける多分前ですよね、私の感覚ではね。そういった方に対しては、支援の手をどのように差し伸べるかということを、現状の地域包括支援センターの体制、そして人員配置というのはうまくいっているのかということをまず前段としてお聞きしたいなというふうに思います。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 地域包括支援センターにつきましては、地域住民の保健、福祉、医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に実施する機関として介護保険法の第115条の46第1項に定められているところであります。町では、こうした介護予防マネジメントなどを総合的に実施するための当該業務を扶桑町の社会福祉協議会へ委託をしているところでございます。  委託額につきましては、平成30年度の決算額におきましては3,031万9,748円です。令和元年度決算額では3,047万9,154円、また予算額になりますが、令和3年度におきましても前年度と同程度の予算を計上させていただいているところでございます。  地域包括支援センターの職員体制につきましては、今年の2月末時点で主任介護支援専門員が1名、看護師が1名、社会福祉士が3名、介護支援専門員がパートになりますが1名のほか、事務職員1名の計7名体制となっておりまして、職種ごとの人数の異動はありますが、平均では7名前後の体制で運営をしております。  主な仕事の取組といたしましては、予防プランの作成がございます。状況といたしまして、令和元年度におきましては、3,216件の申請がございましたが、そのうち1,258件を包括支援センター自らが調査に出かけ、予防プランを作成しております。令和2年度、令和3年2月末現在においても、既に2,602件の申請がございまして、1,103件を包括支援センターが自ら作成しているという状況でございます。  また、総合相談窓口としまして、令和元年度におきましては8,930件の相談に応じ、令和2年度2月末までの実績、現状では5,717件を数えているところでございます。高齢化の進展に伴いまして、地域包括支援センターの業務量も増加してきており、介護予防支援として今後においてもますますその負担は増していくことが見込まれます。当町といたしましても、業務量や人件費のバランスを検討し、効率のよい運営が行えるよう努めてまいりたいと考えております。以上でございます。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 地域包括支援センターの介護予防プランというんですかね、そんなのもかなりの本当に件数が、あるいは相談の件数も多い状況であるのかなと思うんですよね。だから、今の現状の人数で本当に十分に対応ができるのかという、そんな不安もあるわけですけれども、今は何とかこなしているよという状況なのか、もう少し支援の人数を増やしたほうがいいのかとか、その辺の見解はどうなんですかね。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 先ほど職員体制のお話をさせていただきまして、現状は7名というところでございますが、令和3年度におきましては、ちょっと時期的なところまでは確認はしておりませんが、今、産休というか育休に入っております保健師が2名復帰をしてまいりますので、令和3年度におきましては包括支援センターも8名体制という形で、従来の本来の形の体制で業務をやっていっていただけるように、ちょっと今は考えているところでございます。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) できるだけ住民の皆さん、本当に介護保険適用前の相談が多いのかなと思うわけですよね。介護保険自体が本当にだんだん使いづらくなって、利用料だとか保険料が上がってきておると。要支援1、2から要介護1、2まで、今度は地域の支援事業に、総合事業といいますかに回すような、そんな国のほうの意向なわけでありますよね。だから、介護が必要な人にはしっかりと支援の手を差し伸べるというのもやっぱり町独自に、本来は国が当然やるのが当たり前なんだけれども、国が足らない分、自助、共助ばかり言う安倍、菅ですかね、そうした政権ではなくて、やっぱり住民に優しい、そうした体制のために全力を尽くしていただきたいなというふうに思います。  あと、蛇足でちょっと私のほうに要請がありまして、お聞きはしたんですけれども、社会福祉協議会の独自事業で送迎サービスをやっていると。今までは江南厚生へ送り迎えも月に2回ぐらいはしていただいたんだけれども、今度だんだんその今の人員の配置だとか、お辞めになったりということで手配ができないので、送迎サービス縮小といいますか、そんな要綱も作成したというようなお話も聞きまして、本当にすばらしい送迎サービス、こんなことを社会福祉協議会でやっているのというふうに思ったわけでありますけれども、保険料ぐらいを払って、もうあとは無料だよというふうにね。こんなすばらしい制度をちょっと人員が手だてできないのでやめてしまったら、本当に寂しいなと。住民の人の負担がかかってしまうんではないのかなと思うんですけれども、例えば、人員が配置できなければ、その方に聞いたら36枚しかタクシー券をもらっていないので、まだ80前だから、もう少しタクシー券24枚追加でくれたらありがたいなとか。巡回バス、令和4年度に町長も言っておりますように走らせるということだから、令和4年度に江南厚生まで巡回バスが走れば、その方は江南厚生へ行ってみえるんだから負担はなくなるんですけれども、その間のつなぎで社会福祉協議会のその独自事業に対する支援を町のほうでやっていただきたいなと。タクシー券の枚数を増やすということも、それも一助でありますし、その辺はどうなんでしょうかね。 ○議長(杉浦敏男君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 今、議員おっしゃられました移送サービスというのは、社会福祉協議会のほうで独自事業ということでやってみえるということでございます。それで、こちらのほうが少し確認したところですと、その移送サービスの送迎に当たっている運転手の方が今年度末で退職ないし引退されるというような運転手不足というのが現状にあるというふうにも聞いておりまして、今おっしゃられましたように、利用者の対象者の少し見直しを行うということも聞いているところではございますが、その辺りも社会福祉協議会とも相談もしながら、こちらのほうはできることはやっていくとともに、利用者の方には社会福祉協議会のほうから丁寧な御説明をお願いするようにお願いしたいというふうには考えております。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 社会福祉協議会をやっていて、扶桑町も助成しておるわね。どうだろうという思いでこの質問の中には含めておったわけでありますけれども、独自事業だということで事前のお話で聞いたものですから、それも含めてやっぱり支援が必要な人に調査して支援を差し伸べるという、そういうような思いはやっぱりやっていってほしいなと、そんなに多分、財政を圧迫するような金額ではないかと言ったら町長怒るかもしれませんけれども、そういうように思います。  それでは、最後の町道の整備についてということで、これは近藤議員からも佐藤議員からも側溝蓋であるだとか自転車の事故とか、本当に前も12月ですか、質問しましたよね。改装している道路が本当にジグソーパズルじゃないけれども、まだらになっているから何とか早くしてくれと、そういうような質問をさせていただいたわけでありますけれども、よく話を聞くのは、自転車で安心して走れる町道がないとは言ったらいかんかな、少ないと。県道辺りは、やっぱり中央道にしても愛岐線にしても歩道といいますか、自転車があそこを通って移動できる道路がたくさんあるわけでありますけれども、歩道内に標識があったり、あるいは例えば自転車で車道を通行しておって、止まれだとか横断歩道の白線が消えておったり、多々目につくんですね。この前、高雄の地内でも死亡事故がありまして、ちょっとその後、町内といいますか、そこの辺りを見たら、白線が鮮やかに引かれておって、ストップラインといいますか、危ないよというような、多分目印かなというふうに思うんですけれども、何とか町道を整備して、歩行者や自転車の利用者が安全に走行できるような空間を確保する必要があるのではないかと。  当然、土木のほうで予算を計上しておる安全運転といいますか安全確保のための予算もあるわけでありますから、その辺を拡大して早急に安全な道路整備をするというようなことについては、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(杉浦敏男君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 歩行者や自転車利用者のための安全確保につきましては、それぞれの通行状況を考えることで両者の安全を優先した町道整備が実現でき、安全に移動できる空間をつくり出せると考えます。  例えば、道路面の段差の解消、側溝蓋の隙間、蓋のがたつきなどを解消することにより、歩いて暮らしやすい町がつくり出すことができます。また、道路面の凸凹の解消、歩道内にある通行に支障となる標識柱の改善、交通量の多い幹線道路の路側帯にカラー塗装を実施するなど、安全に配慮することにより快適に自転車の利用ができると考えております。  また、来年度にかけて改定作業中である扶桑町都市マスタープランの中では、新たな方針が示されることになり、多様化する住民要望を参考にしながら、道路整備を計画してまいります。  そして、令和3年度における歩行者、自転車利用者の安全確保を行うための事業といたしましては、歩道整備工事並びに側溝修繕工事を予定しております。歩道整備工事箇所は、町道江南・扶桑線の扶桑中学校南側付近から辻田交差点までの一部区間と、扶桑駅西側付近から高雄団地西交差点までの一部区間を予定しております。側溝修繕工事につきましても、道幅の狭い道路にある側溝の蓋のがたつきを解消に努めてまいります。また、歩道内の標識などが利用者の通行に支障を来している箇所を随時改善してまいります。  さらに、下水道工事後の舗装の本復旧工事が遅れていることから、地域住民の方々には大変御迷惑、御不便をかけております。このため、令和3年度におきましては、舗装復旧工事を例年より広い範囲で実施し、道路面の凸凹の解消に努めてまいります。今後も引き続き歩行者が通行しやすい歩道整備を行っていくとともに、自転車利用者の方々が安全に通れる道が少ないという御意見もありますので、現状の道路復旧の中で、住民の安全な通行区間を確保できるような道路整備に努めてまいります。以上です。    〔14番議員挙手〕 ○議長(杉浦敏男君) 髙木さん。 ○14番(髙木義道君) 今、答弁ありましたように、本当に安全に走れる道路といいますか、道路整備を望む声が非常に大きいんですね。だから、都市計画の中でこういうのをきちんと位置づけて、さっき都市マスタープランですかね、そうやって言われましたけれども、歩行者、自転車利用者の安全が確保できるというような、そうした道路整備を行っていただきたいなというように思います。  前は、愛知県の神田知事の時代は「はぐみん」でしたかね、「はぐみん」じゃない、その前だから子育て・子育ちの政策があって、最近は「はぐみん」という、道路に関するコメントもありまして、安心できるまちづくりの継続ということで、安全な道路交通環境の整備ということで、通学路交通安全プログラムというのが町にはあるんですかね。そんな中で歩道等の整備、カラー舗装などを実施しますというふうに書いておって、歩道橋の整備や防護柵のいわゆる設置を実施するというようなこととか、これも多分新しいですよね。2019年度までの計画を受けて2020年度以降、そうしたことを県のほうで、道路行政で行っているというふうな話を聞いておりますので、ぜひとも安心・安全な道路の整備をお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(杉浦敏男君) 以上で、髙木義道さんの質問を終結いたします。  これにて通告による一般質問を終結いたします。  以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。ありがとうございました。              午後2時09分 散会...